UV印刷(UVインクジェット印刷)とは?
UV印刷は、木材、アクリル等の樹脂、革、布など様々なものにプリントができます。
基本的には凹凸差があまりない素材での印刷に向いています。
インクジェットプリンターの魅力は何といっても表現力。
どんなデザインでも思い通りの印刷が可能です。
当社の特許技術との融合で、素材を選ばずにグラデーション印刷が可能となりました。
(*特許技術をご覧ください。)
その用途は無限大に広がります。
この技術をどう使いますか?
UVインクジェット印刷の作業工程
1
Step
セッティング
UVインクジェット
プリンタへ印刷対象物をセット
2
Step
印刷
対象物にUVインクを
噴射し印刷
3
Step
硬化
紫外線を照射し印刷面を
硬化し定着
乾燥の時間が必要ないので
連続して印刷可能
UVインクジェット印刷のメリット・デメリット
メリット
- 直接印刷するのでシルクスクリーンのような製版代がかからないため少量からの印刷が可能
- デジタルデータから写真やグラデーションの印刷が可能
- プリントしながらUV光(紫外線)を照射し、瞬時にインクを硬化印刷するので乾燥時間が不要
デメリット
- 大量生産の場合は割高になる可能性も
一般的なUV印刷で印刷しやすいもの・そうでないもの
インクが密着しやすいもの | インクが密着しづらいもの |
---|---|
塩ビシート 複合板、フォームボード 塩ビシート 紙 布 革 木材 | アクリル ガラス・ホーロー ゴム ウレタン ステンレス アルミ 銅 黄銅 |
インクが密着しやすいもの | インクが密着しづらいもの |
---|---|
ABS PS PC 硬質塩ビ 焼付アクリル塗装表面 | PP PET UV塗装表面 アクリルラッカー塗装表面 |
高密着のUVインクジェット印刷技術であらゆる材質の印刷に挑戦!!
グリムファクトリーでは独自技術の高密着UV印刷技術を武器に、
あらゆる材質のUVインクジェット印刷に挑戦しています。
今までUVインクジェット印刷では剥がれやすいとされていた素材に対し、
印刷可能となる可能性が広がっています。
お気軽にご相談ください。
UVインクジェット印刷の密着性を良くするための工夫例
対象製品の表面状態の工夫
1.表面のクリーニング
素材表面に汚れや手垢が付着しているとインクの密着性が悪くなります。前もって素材表面をアルコール等でクリーニングすることが必要です。
2.プライマー処理(下地処理)
プライマーとはUVインクと下地素材の密着性を高めるための下地処理材のことです。素材に合わせたプライマーの選定、下地処理が必要です。
3.その他の前処理
プラズマ処理、コロナ処理、UV照射等
製品に適した下地処理、インクを選定使用
スマホケース、キーホルダー用に耐擦過性に優れたインク
皮革、ポリウレタン等の柔軟素材へ伸長性に優れたインク
アクリルやガラス用向けの伸長性に優れたインク
耐候性に優れ、屋外の広告、案内看板にも最適な下地処理(特許技術)・インクを使用などなど製品、材質に合わせた最適なUV印刷製品を提供します。
皮革、ポリウレタン等の柔軟素材へ伸長性に優れたインク
アクリルやガラス用向けの伸長性に優れたインク
耐候性に優れ、屋外の広告、案内看板にも最適な下地処理(特許技術)・インクを使用などなど製品、材質に合わせた最適なUV印刷製品を提供します。
UVインクジェット印刷と他印刷手法との比較
印刷手法 | 特徴 | メリット | デメリット | 用途 |
---|---|---|---|---|
UVインクジェット印刷 | インクジェット印刷とは、インクを細かく粒子化し、その粒子を印刷物に吹き付ける印刷方法のことです。 この方法はデジタルなので刷版を作成する必要がなく、小ロットからでも印刷が可能です。 また、色数の制限がないため、写真やグラデーションを再現することができます。 さらに、印刷する必要が生じた時に、必要な分だけ印刷することができるため、 オンデマンド印刷としても利用されます。 | 版の制作が不要で小ロットからの印刷が可能 デジタルデータから写真やグラデーションの印刷が可能 乾燥時間が不要(短納期) 環境にやさしい(インク乾燥に必要な溶剤は必要なし) | 量産ではシルクスクリーン印刷よりは割高 プリンターの能力でできる色しか表現することができない とくに通常のCMYKのインクジェット出力機では蛍光色やゴールド、シルバーといった特色はほぼ再現できない(なかには蛍光インク、シルバーインクを搭載した特殊なインクジェット出力機もある) ※弊社では独自技術により金属にゴールドに近い色の表現が可能 | 繊維 金属 樹脂 など全般 |
シルクスクリーン印刷 | スクリーン印刷とはシルク版にインキが通る孔が開いており、ゴム板で掃くことで、 版を通過したインキが材料に直接印刷される方式です。 | 量産向き 膜厚のコントロールができ、色彩の表現や細かなデザインも表現可能 使用できるインクの種類も多く、金や銀、蛍光インクなど特色にも対応 インクを熱で乾燥させることから、耐久性が高い | 版を製作するため、少量生産では割高 多色刷りを行う場合には、使用する色ごとに版の製作が必要になりコスト増 版の製作や印刷した後の乾燥に時間を要するため製作期間が長い | 金属 樹脂 繊維 など全般 |
パット印刷 | パット印刷はインクを載せたシリコンゴムのパッドを、スタンプのように商品に押し付けて印刷する方法です。 | 凹凸のあるものや3次元曲面形状への印刷が可能 極小文字や繊細なロゴも印刷可能 乾燥が早く、比較的納期が短い 比較的低コストで印刷できる | グラデーションの印刷はできない 広い面への印刷は制限がある 広い面へのベタ塗り印刷はムラができることがある | 名入れ範囲の狭いボールペン リモコンやキーボード、おもちゃや携帯電話などのロゴや数字など、部分的に印刷 |
レーザー彫刻 | レーザー彫刻は、レーザー光を使って印刷媒体に文字や図形を彫刻する方法です。 この技術は、木材や金属、アクリルなどの質感のある表面に特に適しており、立体感や陰影などが表現できます。レーザー彫刻は、印刷媒体を「焦がす」「削る」「変色させる」ことにより、文字や図形を彫刻します。 そのため、レーザー彫刻は、商品や記念品に味わい深い印象を与えることができます。 | 凹凸のあるものや3次元曲面形状への印刷が可能 立体的で印刷とは違う趣で、高級感のある名入れ文字が印字できる 彫刻のため剥がれることなく半永久的 少量から可能 | 彫刻のため文字の色は選べない 刻印できる材質が限られる 量産では割高となる | 表札・標識・看板・ネームプレート・キーホルダーなど |
昇華転写印刷 | 昇華印刷とは、デザインを転写紙に印刷し、熱をかけて商品に浸透させる印刷方法です。 この方法は、転写紙に特殊なインクを使い、インクジェットプリンターでデザインを印刷します。 その後、転写紙を商品と貼り合わせ、高温で加熱することで、インクを商品に染み込ませます。 | 発色の良さや美しいグラデーション表現、高い耐久性 版の制作が不要で小ロットからの印刷が可能 | 工程が複雑なため、量産では割高になり不向き 昇華剤が排出されるため比較的高い環境負荷 | Tシャツ マグカップ |